2012/06/22

書き癖をつける為に

今日も本の紹介をしてみますw
実写素材の色補正に関するとっても詳しい本です。


カラーコレクションハンドブック -映像の魅力を100%引き出すテクニック-




映画とか観てるとどのシーンもなんだかドラマティックというか、とっても「いい感じ」の絵になってますよね。反面ホームビデオで撮った映像は妙に生なましいというかなんというかモノによっては少しがっかりすることもちらほら。
「やっぱカメラが違うのかなぁ」なんて思ったりもしますね。まぁそれもあるとは思うけどかなり大きな要素として「色」。これでしょう。

たとえば映画のDVDの特典映像としてメイキングとかが入ってたりすることがあります。その撮影風景とか加工前の絵をみたりすると不思議、ホームビデオみたいな感じ!って思った事ありませんか?あの映画の様な絵作りは後加工なんですねぇ。ほんとに魔法がかかったように印象的な絵に変貌するからびっくりです。

そんな「色補正」のノウハウをみっちり惜しげも無く記載してあるのがこの「カラーコレクションハンドブック」。初歩的な補正から「魔法」の掛け方までかなり丁寧に解説してあります。なんとなく勘や自動補正に頼っていた事を仕組みから理解する事で応用も利く様になるはずです。

ちなみに俺の仕事だとキッチリとホワイトバランスをとってある素材が来る事等異例中の異例。異なるメーカーの、しかもカメラ任せの適当撮り素材ばっかりなのでシーン毎、カット毎、カメラ毎になにもかもバラバラなのが残念ながら標準です・・・

そんなわけで「魔法をかける」よりは「素材としての最低限のレベルに揃える」作業がかかせないので、無駄な試行錯誤を避けるためにもこの本の知識は多いに役立っています。

直接作業に携わるエディターの方ももちろんですが、演出家、ディレクター、カメラマンの方も一読する価値のある本かなーと個人的には思ってます。


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