2012/01/30

簡単なマッピングをやってみます その2

前回までで舞台の準備は整ったので映像ネタを準備します。
実寸の舞台では床面が幅9000mm、奥行き9500mm、壁面の高さが6000mmなので10mmを1pixelに換算して900x1550のムービーを用意します。
同時にマッピング作業用のガイド画像も用意しました。




Modul8を起動して作成した映像ネタを読み込みます。Modul8の出力をウインドウではなくSyphonに設定。
MadMapperを起動して入力をSyphonに設定すると、Modul8からの映像がダイレクトにMadMapperに反映されます。
このSyphonって機能はオーディオソフトで言うところのReWireみたいなものだと思います。

MadMapperに映像が送られました。画面左側が入力映像、右側が出力映像です。ちょっと端折りますが、MadMapperは入力映像に対し任意の領域を指定して分割/変形して出力できるソフトです。文字だとちょっとわかりづらいですね・・・
出力側のコーナーにある○をドラッグして、舞台の壁面にフィットするように変形していきます。

肝心の位置合わせの行程を撮影し忘れました・・・orz
そんなわけで現在壁面へのマッピングが終了しました。






床面も同じように入力側で領域を指定後、出力側を変形してフィットさせていきます。





そんな感じで壁面と床にきれいにマッピングできました。プロジェクションマッピングとしては初歩の初歩ですが、わずか数分でセッティングが完了するのはありがたい事です。
現場ではたいてい時間に追われますので。




Modul8側を操作して別のガイドを出してみます。
問題なさそうです。MadMapperの作業はこれで終了なので、あとはいつも通りModul8を操作し映像を出力します。





せっかくなので同じ1/50スケールで用意した人形を配置してみます。

こんな感じでできた映像がこちら。





iPhoneで撮影した物なのでラインがだいぶぶっとく写ってますがキレイにマッピングできているのが確認できました。

こうしたミニチュアがあると現場に入る前に様々な検証ができますし、なにより事前に具体的なイメージの共有ができるのではないかと思います。これまでは現場入りしてセッティングを終えて初めて「ああ、こういう事ね」な感じだったのでw

てなわけで簡単なマッピングテストはこれで終了です。
次回からはもう少し複雑なマッピングをやって行きたいと思います。

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