簡単なマッピングをやってみます その1

今日はModul8とMadMapperを使用して簡単なプロジェクションマッピングの実験です。（といっても既にテスト済みの事柄なので回想っぽくなりますが）

サンプルとして以前映像制作で関わらせてもらったQWERTYというダンス作品を再現してみます。

このQWERTY、映像パートをおおざっぱに説明すると「床と壁面に対して1台のプロジェクターで照射する」感じで成り立っています。床と壁を同時に照射すると当然映像に歪みが生じるのでこれを補正しなければなりません。以前は現場入り後に手動で歪みマップを作成し、全ての映像ネタをレンダリングし直さねばなりませんでしたが、MadMapperの登場でこの作業が大幅に短縮されます。

 そんなわけで1/50の舞台を作成しました。黒いイラストボードをベースにカッティングシートを張った簡単なものです。これに対して映像を照射してみます。

使用するプロジェクターですが、これもまた小さなものを利用します。OptomaのPK301って機種で、大きさはiPhoneより一回り大きいくらいです。明るさは50ルーメンとささやかですがそもそも検証用ですし、自ずと投影距離も短くなるので十分な明るさです。日本では販売されていないらしくセカイモンでオーダーしました。
余談ですが最近上位機種のPK302がリリースされたみたいです。明るさは2倍の100ルーメンだとか。

床面／壁面全体に映像が照射されるようにセッティングします。
こんな感じで作業机の上で1/50の舞台が整いました。
記事が長くなったので一旦分割して、次回はマッピング作業に入ります。